ウィメンズヘルス
女性はライフステージの中で、妊娠出産や加齢によってカラダが変化していきます。それによって、産前産後の関節の痛み、尿もれ、また加齢による骨盤臓器脱など多数の運動器の症状が出てきます。これらの症状は骨盤底筋という、下腹部の筋肉が緩むことが原因です。
当院では、併設したレディースクリニックと連携して全ての世代の女性の方の運動器の悩みを共有いたします。また、ウィメンズヘルスリハビリテーションに精通した理学療法士による、運動器リハビリを提供することで、この筋肉の緩みを改善し、症状にアプローチします。実際に筋肉が動いていく様を超音波で見えるため、効果を実感しながら行うことができます。
また、女性はホルモンの関係で更年期以降に骨が弱くなり(骨粗しょう症)、これが腰痛や骨折の原因の一つとなります。特に、若年女性アスリートの方や妊婦の方は、摂取エネルギー不足や必要エネルギー量の増加にともない、自分では気がつかない内に骨粗しょう症になってしまっています。
骨粗しょう症に対しては、骨を造るお薬や、骨を壊れにくくするお薬を使うことで、骨そのものが強くなっていきます。ただ、お薬だけではなく、運動療法や栄養療法も取り入れることがとても効果的です。そして、これらの骨の強さも骨密度検査を通じて“見える化”することで評価していくことが大事です。