エコーの有用性 ③治療編 -関節注射-
運動器エコーの有用性をお話しするシリーズの第3弾になります
エコーが診断において有用なことは
前回までのブログで書かせていただきました
さらに、エコーが有用なところには、
「治療」があります
なぜ「治療」に有用なのか
それは端的にいうと、
「全てが見えているからです」
見えてなくても治療できるのは神業です
ただ、私がされるなら
ちゃんと見て治療してほしいな
と思ってしまいます
・その壱 「関節注射」
整形外科では肩関節や膝関節に注射することがよくあります
関節は袋になっているので、
きちんと中に液体が入ればあまり痛くありません
しかし、たまに
注射が異常に痛いし、
その後も2-3日痛い
なんて、経験はありませんか?
「関節の外に薬液が漏れてしまうと非常に痛いです」
ある論文では
エコーを使わないで関節注射した時の確率は
肩関節:64%
膝関節:81%
と報告されています
その論文の中では
エコーを使った場合は
肩関節:100%
膝関節:95%
と格段に確率があがります
どちらが良いでしょうか
・その弐 「ハイドロリリース、ブロック注射」
と、いきたいところですが、少し長くなってしまっているので
こちらはまた次回に持ち越します
健康的に美しく
Be active aging !!