カラダの見える化のすすめ ③血管年齢の見える化編
カラダの見える化のすすめの第3回は血管年齢の見える化です。
血管年齢とは、血管のしなやかさや硬さを基準にした血管の年齢のことをいいます。通常は、年齢を重ねるごとに血管も少しずつしなやかさを失っていきます。
しかし、生活習慣の乱れやストレスなどによって血管の老化スピードが早まることで、血管年齢が高くなる人が増えています。
血管が老化すると弾力を失って硬くなり(動脈硬化が進み)、心筋梗塞や脳梗塞など、血管病のリスクが高くなります。
日本人の死因の多くを占める心筋梗塞や脳卒中は、心臓や脳の病気ではなく、血管の病気です。そして、その原因となっているのが血管の老化=動脈硬化です。
日本人のおよそ4人に1人が動脈硬化が原因で亡くなっているため、まずはご自身の血管年齢を知ることは大変重要と考えています。
特に
- タバコを吸っている方
- 高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症(高脂血症)の方
- お酒を週に3回以上飲む方
- 定期的な運動習慣がない方
はリスクが高いため要注意です。
血管年齢は血管の硬さとつまり具合で検査します。
1. CAVI検査
動脈の硬さを測定する検査です。心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度を計測します。動脈硬化が進んでいるほど「CAVI」の値は高くなり、9.0を超えると約半数が脳動脈や冠動脈に動脈硬化を発症していると言われています。
2. ABI検査
足の動脈の詰まりを測定します。健康な人では、足首の方がやや高い値になります。動脈が詰まっていると、腕に比べ足首の血圧は低くなるので、「腕の血圧」と「足首の血圧」の比から足の動脈の詰まりを診断することができます。値が0.9未満であると詰まっている可能性が高く、その値が低いほど重症になります。
当院ではこちらの検査はいつでも受けて頂くことは可能です。
ぜひお気軽にお声がけください。
アクティブに痛みのない生活ができるように ” Be active aging!"