骨粗しょう症① -骨粗しょう症ってどんな病気??-
皆さまも「骨粗しょう症」という言葉は聞いたことがあると思います。
いったい、どんな病気なのでしょうか??
骨粗しょう症は、
骨密度が低下し、骨が脆くなる状態です。
骨が脆弱になるため、骨折のリスクが高くなります。
特に、
脊椎(せぼね)、大腿骨(こかんせつ)、手首
などが影響を受けやすいです。
骨が弱くなると転倒などの軽微な外傷でも、
せぼねの圧迫骨折(いつもまにか骨折)や大腿骨の骨折が起こってしまい、
寝たきりの原因にもなりえます。
【診断】
骨粗しょう症は、骨密度を測定する検査(DEXA)で診断されます。
また、採血にて骨代謝マーカーを測定することで、
骨形成(骨をつくる骨芽細胞の働き)と
骨吸収(骨を壊す破骨細胞の働き)の
バランスをcheckすることも重要です。
★ 当院の骨密度測定方法は脊椎と股関節の両方を測定するD X A法を採用しています。
10分程度で撮影可能です。
★ 豊中市の骨密度検診の予約はこちらより
(女性で40・45・50・55・60・65・70歳になる人が対象です)
一般的には年齢によって骨が脆くなると言われていますが、多数の病態があります。
【骨粗しょう症の種類】
- 原発性骨粗鬆症
*閉経後骨粗鬆症(女性ホルモン(エストロゲン)が低下することが原因)
*老年性骨粗鬆症(年齢とともに骨密度が低下し、男性にも見られる)
- 二次性骨粗鬆症
他の病気や状態が原因で発生します。
*内分泌疾患 (クッシング症候群、甲状腺機能亢進症など)
*消化器疾患 (クローン病や潰瘍性大腸炎など)
*ステロイド性骨粗鬆症(長期間のステロイド治療)
*生活習慣や病歴(運動不足、喫煙、過度のアルコール摂取など)
- 妊娠関連骨粗鬆症
妊娠中や出産後に骨密度が低下し、骨折リスクが高まる状態です。
- 骨形成不全
先天性のコラーゲンの異常による骨の疾患で、骨折しやすい体質を持つ病気です
など多数の原因が考えられます。
骨に自信がある方でも一定の年齢になれば、骨密度検査をしてみるのがお勧めです。
次の回では、全ての女性の年齢を重ねるごとに起こる、
「閉経後骨密度低下の原因」
をさらに詳しく紹介していきたいと思います。
健康的に美しく
Be active aging !!