骨粗しょう症② 全ての女性のリスク、閉経後骨粗しょう症ってなに??-
女性のカラダは、閉経後に女性ホルモンの減少に伴って大きく変化します
骨も同様に、女性ホルモンが低下すると急激に骨量が少なくなってしまいます。
なぜこのような事が起こるのでしょうか??
骨のつよさを理解するには
「骨を壊して・作る」というサイクル(骨代謝)
を考えてみるとわかりやすいです。
骨代謝のプロセスには骨形成と骨吸収の二つの主要な段階があります。
- 骨形成: 新しい骨組織を作る過程です。骨形成は骨芽細胞(こつがさいぼう)によって行われ、これらの細胞が骨基質(こつきしつ)と呼ばれる骨の架構を作ります。
- 骨吸収: 古い骨組織を分解する過程です。骨吸収は主に破骨細胞(はこつさいぼう)によって行われ、骨基質を溶解し、カルシウムや他のミネラルを血液中に放出します。この過程により、骨組織がリモデリング(再構築)され、骨の強度と形状が維持されます。
骨代謝のバランスが乱れ、骨形成が骨吸収よりも少ない場合には
骨密度が低下し、骨折のリスクが高まります。
女性ホルモン、特にエストロゲンは、この骨代謝のバランスに大きな影響を与えます。
エストロゲンの作用は
- 骨形成の促進
骨芽細胞の活動を促進し、骨形成を増加させます。
- 骨吸収の抑制
破骨細胞の形成と活動を抑制します。これにより、骨の吸収が減少し、骨量の減少が防がれます。
そこで、
閉経後にエストロゲンが低下すると、、
骨吸収の増加と骨形成の減少を引き起こし、
骨密度の低下を招きます。
つまり、女性は年齢を重ねると
自然に骨が弱くなりやすいんですね
ただ、なかなか骨の強さは
見た目では判断できません。
そこで一定の年齢になれば、骨密度検査をしてみるのがお勧めです。
★当院ではより正確に診断可能な、脊椎と股関節の両方を測定するD X A法を採用しています。
10分程度で撮影可能です。
★ 豊中市の骨密度検診の予約はこちらより
(女性で40・45・50・55・60・65・70歳になる人が対象です)
まずは自分自身を見える化することで、
今後どのようにしていけば良いかわかります
いつもまでも若い骨を保ち続けるため、
まずは自分を知りましょう
次回は閉経後の骨粗しょう症の予防にはどうしたら良いのか?
また、なった時の治療方法をお伝えしたいと思います。
「全ての世代の方々がアクティブに痛みのない生活ができるように」
Be active aging !!