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ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)は、手や指の腱鞘に炎症が生じ、腱が適切に動けなくなる状態を指します。この病態は、手指の動きに痛みや制限が生じることが特徴的です。

原因と発症

  1. 反復的な動作: 同じ手の動作を繰り返すことが原因となります。例えば、キーボードを使ったり、工具を扱ったりする職業での発生がよく見られます。

  2. 加齢: 年齢の増加とともに、腱や腱鞘の柔軟性が低下し、狭窄性腱鞘炎のリスクが上がります。

  3. 疾患: 糖尿病や関節リウマチなどの疾患が存在する場合、狭窄性腱鞘炎が発生するリスクが高まります。

  4. 遺伝的要因: 家族に狭窄性腱鞘炎の症例が多い場合、遺伝的な要因も関与している可能性があります。

症状

  1. 手指の痛み: 特に指の基部や手首に痛みが生じ、動かす際に痛むことがあります。

  2. 腫れ: 炎症により、腱鞘周辺が腫れることがあります。

  3. 指の動きの制限: 腱が炎症を起こすことで、指の動きが制限されることがあります。指を曲げたり伸ばしたりする動作が難しくなります。

  4. ひれ伏せ指: 進行した場合、指が半曲がりの状態で固定され、伸展が難しくなります。これを「ひれ伏せ指」と呼びます。

診断と治療

  1. 診断: 患者の症状を詳しく聞き、触診や画像診断(X線、MRI)を行い、狭窄性腱鞘炎を診断します。

  2. 保存療法: 炎症の軽減のためには、手首や指を安静に保ちます。スプリントや装具が使用されることがあります。

  3. 物理療法: 筋力トレーニングやストレッチングが行われ、手指の機能を向上させることがあります。

  4. 抗炎症薬: 炎症を和らげるために非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されることがあります。

  5. 手術: 保存療法が効果的でない場合や症状が重度な場合には手術が検討され、狭窄した腱鞘の切開が行われることがあります。

狭窄性腱鞘炎は早期に適切な治療を受けることが大切です。治療の選択肢は症状や進行度によって異なり、医師との相談が必要です。

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