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マレットフィンガー

マレットフィンガー(Mallet Finger)は、指の先端(伸筋腱)に生じる損傷を指します。一般的には手指の伸展において問題が生じる状態です。この損傷は通常、急激な外傷や事故によって引き起こされ、特にスポーツや日常生活の中で発生しやすいです。

原因と発症

  1. 物に当たる: ボールや物体との直接的な接触や強い圧力が、指の先端にダメージを与えることがあります。

  2. 急激な屈曲: 指が屈曲した状態で外力が加わると、指の伸展筋腱が損傷を受ける可能性があります。

  3. スポーツ中の外傷: バスケットボール、野球、バレーボールなどのスポーツでボールが指先に直撃することが、マレットフィンガーを引き起こすことがあります。

症状

  1. 指の先端の下垂: 指の先端が通常よりも下がり、伸展ができない状態が特徴的です。

  2. 痛み: 損傷が生じると、指の先端周辺に痛みが生じることがあります。

  3. 腫れ: 損傷部位が腫れることがあります。

  4. 動かせない: 通常、マレットフィンガーの患部は自力で伸展させることが難しくなります。

診断と治療

  1. 診断: 患者の症状や外傷歴を詳しく聞き、X線などの画像診断を用いて損傷の程度を確認します。

  2. 保存療法: マレットフィンガーの初期治療として、損傷部位を安静に保ち、指の伸展をサポートするための副木やスプリントが使用されます。

  3. 物理療法: 保護を取り除いた後、物理療法が行われて指の動きや筋力を回復させることがあります。

  4. 手術: 重度の場合や保存療法が効果的でない場合には、手術が検討されることがあります。

  5. 装具の使用: 保護やサポートのために、患部に装具が使用されることがあります。

マレットフィンガーは早期に適切な治療を受けることが重要です。放置すると慢性的な問題や指の変形が生じる可能性があります。治療方針は患者の具体的な状態により異なるため、医師との相談が必要です。

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