マレットフィンガー
マレットフィンガーとは?|突き指と思っていたら注意
指先にボールが当たって指が伸ばせなくなったことはありませんか?
そのような症状はマレットフィンガー(槌指)かもしれません。
「ただの突き指」と思って放置すると、指が曲がったまま戻らないこともあるため、早期の診断と治療が重要です。
原因
- ボールが指先に当たる・指を強く突くなどの外傷
- 伸ばす腱(伸筋腱)が断裂、または腱が骨ごとはがれることが原因
- 野球・バスケットボール・バレーボールなどでよく見られる
症状
- 指先(DIP関節)が曲がったまま伸ばせない
- 押さえると痛みがあるが、腫れは軽度のことも
- 自力で伸ばそうとしても動かないことが特徴
診断
- レントゲン検査:骨折を伴うか確認
- エコー(超音波)検査:腱断裂の状態や位置を評価
- MRIを行うこともあります(特に骨折がはっきりしない場合)
治療法
- 保存療法(装具による固定)が基本
- 「マレットスプリント」と呼ばれる装具でDIP関節を伸展位で常時固定(6〜8週間)
- 注意点:一瞬でも指を曲げると治癒が遅れ、固定期間が延びる可能性があります
- 手術が必要な場合:
- 骨片が大きく関節にずれ込みがある場合
- 関節が不安定な場合や骨癒合が得られない場合
- 保存療法が無効で、指の機能に支障がある場合
当院での対応
- 整形外科専門医による正確な診断
- エコーを用いた腱の評価でスピーディな判断が可能
- スポーツ現場での受傷経験を踏まえたリハビリ方針
- 固定用装具の調整・管理もしっかり行います
- 保存療法から手術後まで一貫したフォローが可能です
受診の目安
- 指先が伸びなくなった・曲がったまま戻らない場合は、できるだけ早く受診してください
- 放置すると指が変形したまま固定される可能性があります
