メニュー

サイレントマニピュレーション(凍結肩・五十肩に対する治療法)

サイレントマニピュレーション(凍結肩・五十肩に対する治療法)

凍結肩(五十肩)に対する新しい治療法として、サイレント・マニピュレーションを行っています。これまでは入院して全身麻酔下に手術として行っていたものを、片方の腕だけに麻酔をかけることで、入院することなく外来で短時間に行う画期的な方法です。片方の腕だけに麻酔をかけることで、意識はそのままで痛みのない状態を作り、固まってしまっている関節を動かして動きの幅を取り戻すことできます。

 

【通常の経過】

拘縮肩は①炎症期(2-9ヶ月)②拘縮期(4-12ヶ月)③寛解期(6ヶ月以上)と経過すると言われており、改善した時には1年以上経っていることも多いです。

 

【拘縮肩(凍結肩)の原因】

①関節包周囲の炎症の結果、関節包が肥厚短縮する

②動きが制限されるため、肩を挙げる際に骨同士がインピンジメントし、痛みを生じる

 

【サイレントマニピュレーションの理論】

肥厚短縮した関節包を、麻酔下に痛みなく広げることで、

肩関節の動きを再獲得し、可動域の改善痛みの消失に繋げる

 

【当院のサイレントマニピュレーションの平均的経過】

早期に肩関節の挙上が可能で、その後もほとんど増悪せずに経過します。

施行前:100度程度 → 1ヶ月後:160度程度 → 3ヶ月後:170度程度

      施行前            施行後

   

 

【費用】

サイレントマニピュレーションは保険診療です。

3割負担:6000円程度、2割負担:4000円程度、1割負担:2000円程度

 

【方法】

①エコーを用いて頸部の神経をブロックします。これによって痛みがある方の肩より先の痛みを完全に取り去ります。エコーを用いているので安全に手技が行えます。

②固まった肩関節を動かしていき、縮んだ関節包を剥いでいきます。プチプチと音がしますが、麻酔がかかっているため痛みはありません。麻酔は6-8時間程度継続しますので、施行後は三角巾にて腕を吊り下げた状態で帰宅していただきます。

③翌日より積極的にリハビリテーションを行い、剥いだ関節包が再度縮んで固まらないようにしていきます。再拘縮予防のため、施術後早期は週2回程度のリハビリテーションを行うことを推奨致します。

 

【適応外の方】

80歳以上の女性

骨粗鬆症で骨折の既往がある方

局所麻酔剤にアレルギーのある方

施術後にリハビリテーション通院が不可能な方

 

注意:施術当日はお車を運転なさらないようにお願いします。当院までは公共交通機関または同伴の方のお車にてご来院ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME