エコーって診断に有用? ②「捻挫」「50肩」のエコーを使った病名とは
前回のブログで「捻挫」「50肩」の病名が
受傷起点や症状がそのままになっているのが
なんか変だなと書きました
では、エコーを使うとどのような病名になるのでしょうか?
・ いわゆる「捻挫」
捻(ひね)って、挫(くじ)くという受傷起点がそのままでしたが、、
捻挫と言われている病態は、ほとんどが靭帯損傷です。
レントゲン検査では骨はうつりますが、靭帯は見えません
これをエコーで見ると・・
・前距腓靭帯損傷
・前下脛腓靭帯損傷
・二分靭帯剥離骨折 (赤三角の所)
・ いわゆる「50肩、肩関節周囲炎」
50歳くらいの肩周りの炎症という年齢と現象でしたが、、
エコーで見ると・・
・上腕二頭筋長頭炎
・石灰性腱板炎
みたいに
「組織名」+「病態」
という診断名に変わります
これによって、治療方法(安静期間・松葉杖の有無)も変わってきます
小さな骨折や未熟な石灰はレントゲンでは見えないことも多いです。
つまり
整形外科・運動器診断にはエコーは必須
といえますね
ただの「捻挫」「50肩」と言われていても、
なかなか治らない時は
何か大事な病態が見えていない
だけかもしれません
しばらく続く症状がある際には
お気軽にご相談くださいませ
健康的に美しく
Be active aging !!